中国のウイグル自治区やエジプトのナイル河畔では古くから砂にもぐり病気を治すということがされてきました。
　砂には全身の毒素を吸い出し、心身を浄化するという働きがあります。
　ただ砂にからだを任せ、太陽と大地のエネルギーをいっぱい浴びて元気になること。
　それが砂浴（砂療法）の目的です。


　砂浴といえば 夏にするもの思いがちですが、５月や１０月でも陽射しがあり 気温が２３〜２４度以上の暖かい日であれば 季節とは 関係なしに 砂浴ができます。
　　※「目の保養」を兼ねるなら 夏の土・日曜日に、静かに「砂浴療養」を行うなら 平日やシーズンオフ時に。

　用意するもの

水筒（水・お茶・塩分）
　汗といっしょに塩分も排泄されます、梅干しなどで塩気の補給も忘れずに。
　※暑いときの水分補給は 冷たい飲み物と思いがちですが、体を冷やさないように 暖かい飲み物の方が 良いようです。

パラソル・タオル・帽子
　砂浜は 直射日光が強いので、日除け対策は充分に。
　※日差しを防ぐ為ですので、日傘でも充分です。
　※自分で砂をかぶるときには 片方の腕は どうしても露出してしまいます、日焼け予防の袖もほしいですね。

スコップ
　砂掘り用。
　※吉良海岸は砂地ですので 手 でも「穴ほり」は できます。

着替え

その他
　ビーチパラソル等は、海の家で 貸し出しがあります。
　でも、海の家　は夏期のみ（７月中旬から８月下旬まで）の営業です。
　又　「海の家」が 営業しているときには、「砂浴」を行う場所も 聞いた方が良いでしょう。
　　　※満潮位やテリトリ−

　方法　

　砂を浅く掘り、頭のところを少し高めにします。仰向けに寝て、首から足の先まで軽くからだを覆うくらいに砂をかけます。

　砂を たくさんかけても　かえって重苦しくなりますので、気持ちよい程度に。
　胸が圧迫されるような感じだったら胸の砂を除くか、両腕を砂の外に出すと楽になります。

　気温の低いときは、下半身だけ砂に埋まっても効果があるようです。（上半身は、温かくして）

　肌を出していても 服（水着）を着ていても 効果はさして変わりません。
　あまり体を 締め付けない服装で。


　砂浴時間は、体調によって調整。
　　（２・３時間から半日くらい）
　我慢して長く埋まるより、気持ちいいと思える範囲で。
　　※トイレは 砂から出ずに済むように、「介護用のおしめ」 を利用する方もみえるようです。


　砂浴終了後は、体を冷やさないように 温水で砂を落としたいものです。
　温水シャワーのある施設を確認しておきたいですね。
　　　※温水シャワー施設が 無いこともあります、アウトドア用の簡易シャワーの利用も　便利です。
　　　※ポリタンクなどに水を入れておき 陽の当たる場所や 車内に置いておけば 砂浴終了時には 温水になっています。


日帰り入浴の利用
　施設・浴槽の中への砂の持ち込みには十分に 注意しましょう。
　※砂は しっかり落とし、体を洗ってから入浴するよう 気を付ける。

　※砂浴後の 立ち寄り入浴は、マナーの悪い利用者によっては 断られる事もあるようです。